CONTRACT CURTAIN vol.10
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制菌加工について一般社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)の基準を満たし、優れた制菌効果で繊維上の細菌の増殖を抑制し、病院や各種福祉施設での医療環境を清潔に保ちます。試験方法:定量試験 菌液吸収法(JIS-L 1902)約2.0×104個の試験菌を含む菌液0.2mLを0.4gの制菌加工繊維製品と綿標準布に接種し、37℃下で18時間培養する。培養後の生菌数を測定し、各活性値を算出して制菌性を評価する。制菌加工抗ウイルス加工について一般社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)の基準を満たし、繊維製品に付着した特定のウイルスの数を減少させて、繊維を清潔に保ちます。SEK制菌加工の安全性基準急性経口毒性試験(LD50)変異原性試験皮膚刺激性試験皮膚感作性試験ヒトパッチテスト:2,000mg/kg以上:陰性:非刺激性・弱刺激性:陰性:陰性・準陰性加工剤製 品基準値:標準布の接種直後に回収した菌数の平均値 :[A]標準布の18時間培養後回収した菌数の平均値:[B]加工布の接種直後に回収した菌数の平均値 :[C]加工布の18時間培養後回収した菌数の平均値:[D] として制菌加工の場合(抗菌活性値)(logB - logD)>(logB - logA)で性能を有するものと認められる。 試験方法:繊維製品の抗ウイルス性試験方法標準布と抗ウイルス加工布のそれぞれにウイルスを接種して25℃で2時間放置し、ウイルス数の常用対数の差で抗ウイルス活性値を算出して抗ウイルス性能を評価する。基準値: 標準布接種直後      :[A] 標準布2時間放置後     :[B] 抗ウイルス加工布2時間放置後:[C] (logA-logC)≧3で性能を有すると認められる。標準布と抗ウイルス加工布のそれぞれにウイルスを接種し25℃で2時間放置、ウイルスが標準布対比で99.9%以下に減少します。家庭用洗濯5回後でも効果は維持されます。黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌及びMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して増殖を抑制します。制菌加工品は、特殊技術で制菌成分を繊維と強力に結合させているため、耐洗濯性に優れ、制菌効果が持続します。SEKマークでは、使用する加工剤と製品の両面から安全性を評価しています。SEKマークでは、使用する加工剤と製品の両面から安全性を評価しています。繊維製品の抗ウイルス性試験方法が国際基準(ISO18184:2014年9月1日発行)になりました。ISO18184では、この抗ウイルス活性値が3.0以上で十分な効果を示すと定められており、(一社)繊維評価技術協議会の抗ウイルス加工マークでは、この数値を評価基準としています。SEK抗ウイルス加工の安全性基準SEK抗ウイルス加工の安全性基準急性経口毒性試験(LD50)変異原生試験皮膚刺激性試験皮膚感作性試験ヒトパッチテスト:2,000mg/kg以上:陰性:非刺激性・弱刺激性:陰性:陰性・準陰性加工剤製 品未加工品2時間後2時間後SEK抗ウイルス加工品直後プラーク個数の変化プラークとはウイルスの感染によって生体染色が行えなくなった細胞の部分であり、変性を起こした細胞は色素を保持しないので、周囲の変性を受けていない細胞の青色をバックに色素を欠く斑点として認められます。ウイルスの感染がなくなると、斑点が見えなくなります。  注意機能性マークについてPOINT1 優れた制菌性能POINT1 短時間で効果的POINT2 耐洗濯性POINT2安全性POINT3 安全性POINT3 安心の評価基準を採用 注意●抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。●抗ウイルス性試験は、ウイルス株:ATCCVR-1679(エンベロープ有)を25℃で2時間放置して実施 しています。●抗ウイルス加工は、ウイルスの働きを抑制するものではありません。137

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