CONTRACT CURTAIN vol.10
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遮熱レースについて一般社団法人 日本インテリアファブリックス協会(NIF)で制定された遮熱レースの基準に適合したレースカーテンに表示できるマークです。遮熱レースとは、シアーカーテン(レース、ボイル、オーガンジー、エンブロイダリー、ケースメント、薄手生地のプリントカーテン)の内、下記に定める基準に適合し、室内温度の上昇を抑制すると共に、昼間の室内に適度な明るさを採り入れ、一般のシアーカーテンと比較して節電対策上の相対的効果が認められるものです。●紫外線、可視光線、赤外線等の太陽光線を、一般レースに比べ10~20%※多く遮ります。 波長の短い光線(UV)に対し、より高い効果が認められます。 ※当社商品の比較試験による測定値であり、保証値ではありません。●昼間、ミラー効果を持たない一般レースに比べ、外部からの視線を遮る効果があります。●ご家庭での家具、畳などの日焼けの軽減として、またプライバシーの保護等に効果があります。ミラー調レースについて光を採りいれ、プライバシーは守ります。裏面にブライト糸などを編み込むことによってミラー効果を持たせたレースカーテンです。紫外線遮蔽(UVカット)について一般社団法人 日本インテリアファブリックス協会(NIF)で制定されたUVカット性能の基準に適合したレースカーテンに表示できるマークです。試験方法及び判定基準熱線受光体(黒色塗料塗付銅板を設置)の約5mm上に試料を保持し、更にその上約5mmにガラス板を設置し試験体とする。指定側面からランプを約50cmの距離で15分間照射して、裏面の熱線受光体の表面温度をサーモカメラを用いて経時的に測定する。ブランクとして試料なしの試験体を対角線上に設置し、同時に測定を行い遮熱率を算出する。試験は試験体とブランクの位置を入れ替えて2回測定し、平均値を試験結果とする。遮熱率25%以上(小数点第1位四捨五入)採光率0.6%以上(遮光率99.4%未満)レフランプ熱線受光体試料台(発泡スチロール製)試料ガラス板50cm判定基準試験方法:カケンレフランプ法(インテリア法)試験装置略図使用ランプ:レフランプ 500W照射距離:約50cm照 射 面 :裏面(屋外側面)遮熱率(%) =(ブランクの上昇温度※-試料の上昇温度※)ブランクの上昇温度※×100※照射時間 15分サーモカメラサーモ画像試験体にレフランプを15分間照射し、生地の表面温度をサーモカメラで撮影しています。50.0℃20.0℃35.0℃27.5℃42.5℃遮熱レース遮熱レース透過率TP2の試験体ボイル紫外線遮蔽率70%以上判定基準試験方法及び判定基準紫外線遮蔽(UVカット)のメカニズム機能繊維(ブライト糸又は偏平糸など)による紫外線の吸収と反射太陽光線は、主に紫外線、可視光線、赤外線に大別されます。その中の紫外線は畳などの日焼け、退色、また人間が紫外線に長時間さらされると皮膚、目、免疫系へ疾患を引き起こす可能性があるといわれています。紫外線はその波長により近、遠、極等に分類され、また人間の健康や環境への影響の観点から、近紫外線をさらにUVA(400~315nm)、UVB(315~280nm)、UVC(280nm未満)に分けることもあります。太陽光の中には、UVA、UVB、UVCの波長の紫外線が含まれていますが、その内UVCは通常はオゾン層に守られている地表には到達せず、UVA、UVBが地表に到達します。NIFの定める判定基準に基づき、紫外線(地表に到達するUVA、UVBに該当)を70%以上カットするシアーカーテン・レースについて、各商品に「UVカットマーク」を表示しました。なお、一般的にレースカーテンをフラットで使用するよりもヒダを寄せることで、繊維間を光が屈折・反射し遮蔽効果が高まるといわれています。分光光度計による太陽光線透過率比較試験(当社比)一般レース透過率(%)波長(nm)近赤外線領域可視光線紫外線ミラー調レース0040080025005090※グラフは実際の試験データをもとに作成したイメージ図です。紫外線カット素材の加工効果統一評価法(日本化学繊維協会)又はJIS L 1925法で紫外線をどれだけ遮蔽しているかを「紫外線遮蔽率(%)」で表す。※1ナノメートル(nm)=10億分の1m 140

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