●養生シートをとめる際、粘着テープは直接床材に貼り付けないでください。床材を汚染する原因となります。●これらの施工条件が満たされない場合は、目地■や突き上げ、膨れなどを招く可能性があります。 これらは美観を損ねるだけでなく、転倒事故などの原因となります。●施工後、残材などを廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に処分を委託してください。 梱包ケースなどを焼却する場合は、都道府県条例に基づき処分してください。ビニル床材を燃やすと有害ガスが発生する場合があります。運搬ならびに保管上のご注意●重量物ですので取り扱いには十分ご注意ください。落下や乱暴な取り扱いはフロアタイルの破損だけでなく、傷害や器物破損などを招く場合があります。●フロアタイルは梱包を解かずに平坦な場所に保管してください。積載は高さ70cmを限度とします。積み過ぎ、長時間にわたる直射日光や高温状態、雨水などによる水濡れは、変形・変退色・変質の原因となります。施工上のご注意●梱包ケースに記載されている品名・品番・ロット・数量をご確認のうえ、施工を開始してください。 同一床面上は同ロットで仕上げてください。●床材や接着剤は施工時の温度に大変影響を受けやすく、低温時は特に接着剤の接着力が弱くなり完全接着までには時間がかかります。 理想的な施工温度は15〜25℃ですが、それよりも室温が低い場合はジェットヒーターなどの暖房機で現場を暖めるなどして、施工の前後12〜24時間はこのような室温を保ち、床材も箱から出して現場と同様の室温に保管し、なじませる必要があります。室温と床材に温度差があると施工直後だけでなく、後日、目地■、突き上げなどをおこすことがあります。●フロアタイル裏面の矢印で流れ方向をご確認ください。 方向が変わると色差のように見えることがあります。●各商品別に施工上のご注意・接着剤等が異なりますので、商品掲載ページの施工上のご注意をご参照ください。また施工する場所の環境や下地の状態により、接着剤や施工方法が異なる場合があります。●下地は平滑かつ清潔で乾燥して、十分な強度があり、接着力を低下させるような構造的欠陥がないようにしてください。多孔質でもろい下地や粉っぽい下地はプライマー処理を行ってください。●不陸は適切なコンパウンドで補修してください。●木質系下地の目地部、凹み、釘頭部は適切なコンパウンドで補修してください。床材表面への継ぎ目段差や凹み跡の現出、釘に使用された防■剤等により床材を変色させる恐れがあります。●木質下地に含まれる防虫剤や防腐剤により床材を変色させる場合があります。●鉱物ベースの下地(モルタル・コンクリートなど)で、新規あるいは土間床の場合は下地水分を測定してください。コンパウンドや接着剤は床仕上げ材と同様に適切な皮膜、もしくはその他の方法で高い残留水分や下地の湿気から遮断しておく必要があります。●クッション性の大きな下地にフロアタイルを施工すると沈み込みによる段差や端部のめくれ、層間剥離などの不具合が生じる場合があります。●下地にワックス、グリス、油脂類、塗料などの汚れ、ペン、ラッカーによるマーキングなどが残っていると、接着不良や汚染、変色を発生させる可能性がありますので、完全に除去してください。●接着の前にタイルを一旦仮置きして、色柄の偏りがないかご確認のうえ施工して ください。●接着の際は、床材の指定接着剤をご使用のうえ、接着剤指定のくし目ごてで均一 に塗布し十分に圧着してください。●重量物の移動が想定される場合、下地水分グレードがⅠ(一般工法レベル)の場 合でも、耐湿工法用接着剤をご使用ください。●有機溶剤を含んだ接着剤をご使用の際は火気にご注意のうえ、室内の換気に心がけ、有機溶剤作業主任者立ち会いのもとで行ってください。有機溶剤は引火しやすく、また多量に吸入すると人体に影響を及ぼす可能性があります。●床暖房下地の場合は、下地づくりから含めた施工上のご注意と接着剤のご選定が必要となります。●コンパネ、二重床、塗床、タイルの重ね貼りなどの非吸水性下地にフロアタイルを施工する場合は、耐湿工法用接着剤をご使用のうえ、接着剤の乾燥を促進させる必要があります。●タイル同士に若干の寸法差が生じる場合があります。目地ずれが大きくならないうちに調整しながら施工してください。●施工中は他業種による汚損・事故の発生を防ぐために、床工事関係者以外の立ち入りを禁止してください。●施工後、接着剤が十分硬化するまでは通行を制限し、直射日光や冷暖房などによる急激な温度変化や、重量物やキャスター椅子などによるしごきなどは避けてください。特に冬季は接着剤の硬化が遅いので十分な養生期間をとってください。●施工直後に養生シートをご使用になった場合、床材と養生シートの間に結露水や水蒸気・溶剤蒸気などがこもり、床材の反り・突き上げなどが生じる可能性があります。 養生シートは、通気性のあるものを接着剤が十分硬化してからご使用ください。維持管理ならびに使用上のご注意●水濡れや砂が飛散した状態では滑りやすくなり、転倒事故を招く可能性があります。泥よけマットの設置などで雨水や土砂の持ち込みを防ぎ、持ち込まれた際には即座に除去するようにしてください。床材の摩耗、キズつきを防ぎ美観を保持するだけでなく、寿命を延ばす効果があります。●フロアタイルは熱によって変退色・溶融する可能性があります。たばこや車輪の摩擦熱、火花の飛び散りなどは避けてください。●温風ヒーター吹き出し口にはマットを設置するなどして、温風が直接床材表面に当たることを避けてください。ホットカーペットなど暖房器具の熱が長時間にわたり加わると、変質や変色、突き上げや膨れの原因となります。●重量物や車輪のしごきによって、床材の表面をキズつけたり膨れを発生させる可能性があります。 引きずったり、にじらないようにしてください。●長期間使用しない部屋では換気を心がけてください。結露を招き、カビや異臭の発生、床材の剥がれ・反り・膨れ・突き上げの可能性があります。●素材固有のニオイがあります。 換気を心がけてください。●接着剤が完全に硬化してから水のご使用をできるだけ抑えながら表面の汚れを洗浄し、乾燥した後に樹脂ワックスを塗布してください。洗浄が不足するとワックスとの密着性が悪くなる場合があります。●床材の汚れの多くは水拭きでとれます。ほうきや掃除機でゴミを取り除いた後に、固く絞ったモップなどで水拭きしてください。●コルクタイルの日常のお手入れは乾拭きで十分です。汚れが気になる場所にはワックスメンテナンスをおすすめします。●トイレでご使用の際は汚れを放置すると尿素焼け等を起こす場合がありますので、こまめに掃除を行ってください。●しつこい汚れは、クリーナーで除去し、固く絞ったモップなどで水拭きしてください。●竣工後は使用環境に応じた日常の清掃・洗浄と定期的なワックスがけを行ってください。●ドライメンテナンスを行う際はメンテナンス業者にお問い合わせください。●長時間直射日光があたる場所では変退色や突き上げを招く可能性がありますので、カーテン・ブラインドなどで日よけをしてください。●家具やハイヒール等の局部荷重により凹み跡が残る場合があります。●インクやソース、化学薬品などをこぼしたときは、すぐに濡れたぞうきんで拭き取ってください。●化学薬品や強い作用をもつ洗剤、漂白剤などにより、変退色や変質を招く場合があります。●水・砂・紫外線・重量物・汚染物質・化学薬品などの影響で、床材自体の変質・変退色や、施工後の反り・膨れ・剥がれ・目地■などがおこる場合があります。維持管理には十分ご注意ください。●タイルの剥がれ・反り・膨れ・割れなどが生じた場合、即座に補修してください。放置しておくと全体に影響が及び、美観を損なうほか転倒事故の原因となります。●ゴム製品に含まれる老化防止剤、家具の塗料や防腐剤・防虫剤・防蟻剤によって、床材が汚染され変退色する可能性があります。ご使用を避けるか、床に直接ふれないようにしてください。タイヤ等のゴム製品が床材と接する際は保護シート(アルミ製・ポリエステル製)をご使用ください。床暖房下地に関する施工要領書はこちら103フロアタイル、コルクタイル 取扱上のご注意選択上のご注意●屋内用の床材です。屋外や半屋外では使用できません。●コルクタイルは天然素材のため、タイルごとに色柄のバラつきがあります。また、日光などにより退色する場合がありますので、カーテンなどで直射日光を遮ることをおすすめします。●床材の耐久性能は歩行量、使用環境によって異なります。ご選定の際は製品の耐久性以上の用途でのご使用はお避けください。●建築基準法・消防法によって、使用方法ならびに使用場所に制限があります。各法令法規をご確認ください。●下地からの湿気の上昇や、摩擦熱、火花の飛び散りが予想される場所ではご使用をお避けください。●淡色系・無地調の床材ほど濃色系に比べて汚れが目立ちやすくなります。またエンボスが深い、あるいは細かいほど汚れが残りやすくなりますのでお含みおきください。●濃色系やフラットな表面形状はキズが目立ちやすくなりますのでお含みおきください。●家具の下などの暗所、密閉されるような環境、高温多湿、酸性ガス(NOx、SOx)などの条件が■うと床材が変色する場合があります。これらの条件が■わないようご注意ください。やむを得ずそのような箇所に施工する際は暗色系の床材をご選定ください。
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