REATEC vol.12 2024-2026
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45下地の選定直射日光、雨が当たる木質系のドアへの施工はフクレが発生する場合があるので施工しないでください。表面に油分がある場合は除去してから施工してください。プレス形状のドアは形状によって施工できない場合があります。下地の状態によっては施工できない場合があります。プライマー処理全面に塗布し、十分に乾燥させてから施工をしてください。プライマーが塗装面に影響を及ぼし密着が悪い場合には施工ができません。事前に目立たない部分で確認してからご使用ください。玄関ドア専用玄関ドアフィルムは玄関ドア専用の商品です。壁面などへのジョイント施工は色違いの原因になりますので避けてください。ドア表面の付属品ドアスコープなどの付属品は、なるべく外してから施工してください。また施工後、取り付けの際に強く締めつけすぎてしまうとフクレやひび割れの原因となりますので、十分にご注意ください。ドアの蝶番まわりへの施工は商品が裂けやすいのでご注意ください。下地確認・プライマー処理・リフォームの場合、既存下地の状態を確認し、十分な下地処理を行ってください。下地仕上げ用パテはポリエステル系パテをご使用ください。特に屋外環境では吸湿性のあるパテを使用すると湿気や水分等によりフクレに繋がる場合があります。内装用や石膏系のパテは使用しないでください。・塗装面の場合、プライマーが塗装面を侵さないことを端部で確認後、全面塗布し、十分に乾燥させてください。・古い物件の場合、塗装や化粧フィルムが何層にも重なっている場合がありますので、下地自体の密着度を確認して、密着が弱い場合は剥がすなどの処置を行ってください。・プライマーは全面にムラなく塗布することが基本です。塗りムラがあると、その部分のみ密着が弱くなり、温度変化等により浮き、剥がれに繋がるおそれがありますのでご注意ください。・古い塩ビ鋼板下地の場合、プライマーに含まれる溶剤が塩ビ面に残留しやすく、十分に揮発しない状態で化粧フィルムを施工すると、粘着剤に影響を与え、浮きや剥がれに繋がることがありますので、乾燥時間を十分にとって施工してください。特に冬場、低温時には溶剤の揮発が遅れるためご注意ください。施工温度【施工温度】・本品の施工可能温度範囲は12〜38℃程度ですが、最適な施工温度範囲は20〜25℃程貼り付け圧着ムラがでないようにしっかりと圧着してください。フクレや剥がれの原因となります。商品の特性上フィルムが裂けやすいのでご注意ください。貼り直し、カットの際に亀裂(きっかけ)ができると後から裂けてしまう可能性があるためご注意ください。貼り付け・一般的なリアテックと異なりエアスルー加工が施されていません。そのためスキージーはワイドサイズではなく、レギュラーサイズをおすすめします。またスキージーを動かす幅は1/2ずつ重なるように、ゆっくりと十分に圧着をかけながら、スキージングを行ってください。度です。・現場で本品を保管する場合は、直射日光を避け、温度は38℃以下で保管してください。・施工後の急激な温度変化はフクレ・目隙の原因となるため避けてください。【低温時(12℃未満)】・低温時は裏面の接着効果が発揮されにくく接着不良になりやすいので施工を延期するか、またはジェットヒーターを用意するなど現場環境を改善してから施工してください。また、低温時はフィルムが裂けやすくなりますのでご注意ください。【高温時】・直射日光が当たる下地面は、極端に接着力が強くなり、貼り付け後の微調整も困難で作業性が悪くなります。この場合は時間帯をずらして、下地が冷めるのを待ってから施工してください。・高温時はフィルムがより柔軟になり、施工しにくくなる場合があります。・スチール下地への施工の際は、直射日光が当たる場所は冬季でも高温になっている場合がありますのでご注意ください。R面施工でのドライヤー使用本品を折り曲げて施工する場合、商品によってはR面部分が白くなる場合があります。ドライヤーなどで温めながら貼り付けるか、貼り付けた後に温めてください。・外部施工では温度変化が直接フィルムに影響を及ぼしやすく、圧着は特に入念にムラなく行ってください。圧着ムラがある場合、施工直後には表面にフクレが見えない場合でも、気温が上昇することで空気が膨張し、フクレが生じる場合があります。・低温時にはドアの巻き込み部や凹凸部はフィルムが跳ねやすくなるため、ヒートガン等で熱を加えながら十分に圧着してください。・ドライヤーやヒートガンで温める際に一点に集中して当てると外観変化やフクレの原因となりますので、加熱が必要な箇所を中心にムラなく当ててください。・ドアスコープやドアノブ、郵便受けまわりや装飾用の役物付近は圧着がしにくいため、特に意識して圧着を行ってください。不要なフィルムをカットし仕上げた後、最後にもう一度圧着ムラがないか確認してください。施工後の注意点施工直後に急激な温度変化があると、フィルムが伸び、浮き、フクレに繋がるためご注意ください。別途施工要領書を準備しておりますので、弊社営業窓口までお問い合わせください。施工上の注意 (高耐候リアテック/玄関ドアフィルム 共通)施工上の注意 (玄関ドアフィルム)施工上の注意シリーズ別注意事項 高耐候リアテック/玄関ドアフィルム施工環境施工環境(ホコリ・チリ)施工する際は施工面だけでなく、床面の清掃も行い、必要に応じて水をまく等、防塵対策を行ってください。本品と施工面の間に異物が入るとフクレ等の原因となります。照明必要に応じて照明器具を使用し、明るい環境で施工してください。施工環境が暗い場合、異物の混入や気泡を見逃すおそれがあります。湿度下地に湿気があると施工できません。下地を十分に乾燥させた後に施工してください。静電気空気が乾燥して静電気が発生しやすい場合は、床に霧吹きなどで水をかけてください。

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