水抜き対応設計・フォレストウッドは長期間にわたり水に浸かった状態や中空内に水が溜まった状態などの湿潤状態が続くと気乾含水状態を超え、さらに吸水します。その結果、想定し得る寸法変化率を超えた伸びや反り、ひびや割れなどを発生させる原因になります。そのため、水中や土中に埋めこまないこと、常時湿潤状態となる部分での使用をしないこと、雨水や生活水に対しては水抜きに配慮することなどをご留意のうえ設計をしてください。・内部に水が浸入した場合でも、水が溜まることなく排水するよう排水計画を確保してください。 （水抜き孔をあける、排水口となる木口はふさがないなど）設置条件・積載荷重条件：建築法令第８５条における2900N/㎡を想定しています。束柱ピッチを広げることで一般住宅向け1800N/㎡にも対応可能です。・デッキ寸法：最長寸法2000mm以上の範囲に割付ける場合は、２本以上を継いで割付けてください。・ビス、根太などを現場調達する場合、屋外で使用可能な材質とし、ビス引抜強度が初期強度で1177N（120kgf）以上のものを選定してください。・柱や根太ピッチや各種隙間などは右表の範囲内で施工してください。・木材とプラスチックを主原料にしているため、微量ながら吸湿する性質を持っています。そのため、水や湿気の影響により含水率が変化し伸縮することがあります。また原材料としている樹脂の特性上、周囲の温度差により線膨張や収縮を起こします。これらの材料特性をご理解いただき、右表のデッキ伸縮値で算出される伸びを考慮し、逃げのある設計にしてください。束柱ピッチ根太ピッチデッキ床材隙間デッキ床材突きつけ隙間床材と躯体の隙間床材連結（床板小口方向）アルミ束柱フットサポート床材片持ち（床板小口方向）端部ビス固定位置※デッキ伸縮値(mm)長さ方向：0.26%×（素材長mm）幅方向：0.76%×（素材長mm）幕板材突きつけ隙間1500mm 以内床材片持ち（根太小口方向）5mm5mm以上10mm以上2000mm以内150mm以内25mm以上500mm以内200mm以内5mm以上16０0mm以内1３00mm 以内【一般住宅向け】1800N/㎡相当【非住宅向け】2900N/㎡相当【非住宅向け】2900N/㎡相当幕板納まりフォレストウッドの特性について・フォレストウッドはサンゲツの見本帳のバインダー部分を再利用したリサイクル素材と、建築廃材やその他のリサイクルプラスチックを組み合わせて生まれた100％リサイクル可能な人工木デッキです。耐候性に優れていますが、直射日光を長時間受けると紫外線により表面層から徐々に退色、劣化していきます。退色については初期段階で退色し、その後は大きな退色はありません。また、デッキ基材はリサイクル素材の組み合わせにより生産毎に色見が異なりますが表面カラーや強度への影響はありません。・フォレストウッドは塗装をしておらず、メンテナンスでも再塗装する必要はありません。棘やささくれもなく、腐ることもありませんので、防腐剤処理やワックス保護の必要もありません。市販されている木製品用のメンテナンス製品が適合するとは限りませんので、予めご了承ください。・フォレストウッドは主たる原料がリサイクル素材のため、原材料により製品ごとに色調限度範囲内での色のバラつきがあります。・フォレストウッドは木と樹脂の特性を持ち合わせており、温度差や湿度差などの自然条件により伸縮や反りも使用上支障をきたさない範囲で発生します。設計段階において支障をきたさないよう考慮されております。また、施工上および使用上、支障のない範囲で反りや曲がりのある製品が納品される場合があります。・フォレストウッドは経時変化や使用状況により、徐々に磨耗します。断面、長さ共に寸法公差範囲があります。④ジョイントブラケットと床板を繰り返し並べていきます。⑥起点と終点の間にある床材位置を調整後、ジョイントブラケット用ビスで固定します。床板施工方法 出隅部エッジを際立たせるデザイン性の高いコーナー納まり。※現場で45度カット作業が必要になります。幕板ジョイント部入隅部直角突き付け施工。床板と同じ継ぎ目デザインにすることでより自然な形に。5ｍｍ以上の透かしを入れることを推奨しています。①起点となる床材を皿ドリルねじで固定します。②ジョイントブラケットを仮付けします。③ジョイントブラケットを挟むように床板を並べていきます。⑤終点となる床材を皿ドリルねじで固定します。人工木デッキ：フォレストウッドTMForest WoodTM
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