XSELECT 2021-2024
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[ 施工上の注意 ]● 接着剤は、ミックス糊(BB-307)を使用してください。● 糊付け後は折りジワがつかないように大きくたたみ、上積みは避けてください。● オープンタイムは10分以上が目安です。 オープンタイムは温度や湿度に左右されますので現場環境に合わせて調節してください。 オープンタイムを過度に取ると乾燥して、相ハギの発生や、ずらし・あおりの作業が困難となり、施工不良の原因になるおそれがあります。● 糊は均一に塗布し、糊ダマリにご注意ください。● 常に鋭い刃先のカッターを使用し、下地ボードの表面を切り込まないように下敷きテープ(BB-471)を入れて施工してください。● 出隅・入隅は接着補強剤300クリーン(BB-451)を捨て糊として使用してください。● 表面に水分が付着すると水ジミが発生するおそれがあるため、十分に気を付けてください。● 木目に対して垂直方向の折り曲げ施工はおすすめしません。● 製品裏面に連番の記載があります。 施工面の右側から番号順に施工していただくと、木目がある程度揃い、より自然な仕上がりになります。● 壁紙表面に糊が付着した場合は、きれいな乾いた布で軽くたたくように素早く拭き取ってください。● 紫外線により経時で色や質感が変化します。 特に日光が当たりやすい場合や照明との距離が近い場合などは、変化が起こりやすいためご注意ください。● 部分的に光が当たる環境では、一部だけの変色が促進され、色差が生じることがあります。● 天然木製品は水分に弱いため、屋外や水分や湿気にさらされる場所には使用しないでください。● 施工後、経時で細かなシワや割れ、目隙、木目の欠損等が発生することがあります。[ 下地の平滑仕上げ ]施工後の不陸を防ぐため、下地は平滑に仕上げてください。 また、ネジ・クギ類は施工後の変色を避けるため、突起を完全に沈め、サビ止めをしてください。[ 下地や状況に応じたシーラー処理 ]木質系・合板下地・コンクリート下地・モルタル下地に直接施工すると、壁紙にシミや変色が発生することがあります。 それぞれ専用のシーラーで必ず下地処理をしてください。 シーラー処理を施すことで、接着不良や変色を防ぎ、また、リフォーム時に剥がしやすくなります。[ 下地と同色のパテを使用 ]パテは下地と同色のものをご使用ください。 下地と異なる色のパテを使用すると、施工後にパテの色が透けて見える場合があります。[ 下地は乾燥させてから ]コンクリートやモルタルなどの湿式下地、およびシーラー・パテを施した箇所は十分に乾燥(水分率11%以下)してから施工を開始してください。 乾燥が不十分な場合、壁紙の変色・剥がれ・かびが発生することがあります。[ 浮いた裏打紙の処理 ]貼り替え時、以前貼られていた壁紙の裏打紙が残っている場合、残った裏打紙は完全に剥がしてから施工してください。 そのまま施工すると目隙や浮きの原因になります。施工上の注意(共通事項)1 下地の調整[ 希釈・塗布量 ]接着剤の希釈は、接着剤メーカーの指定割合を守ってください。 塗布量は140〜160g/m2を目安とし、均一に塗布してください。[ 糊付け後の注意点 ]壁紙に糊付け後、適切なオープンタイムを取ってください。 施工を容易にするとともに、フクレや目隙の発生を防ぎます。 また、壁紙をきつく折りたたむことは避けて、湾曲部に荷重がかからないようにしてください。 折りジワが発生し、元に戻らない場合があります。[ 施工環境に合わせた準備 ]環境や温度に合わせて接着剤の配合やオープンタイムを調整したり、部屋を暖めるなど配慮してください。 特に5℃以下の環境では接着力が弱く、施工不良の原因になりますので、接着剤の注意事項を必ず守ってください。2 接着剤[ 糊付け後のたたみ方 ]重ね置きをする場合は、図のように丸めておくことをおすすめします。また、専用ボックスに立てて入れておくと、折りジワを防止できます。222選択 ・施工上の注意

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